学生のうちに知っておきたい筋力評価(MMT)のポイント!股関節外転の代償動作の見抜き方!


こんにちは、みよし(@yuyampt)です。

今回は股関節外転の筋力評価、MMTのポイントを紹介します。

実習で慣れないうちはMMTの評価って難しいですよね。

僕も学生のときはMMTの評価が良く分からずに苦戦していたのを覚えています!

そんなわけで、これから実習を控えている学生さん、まだMMTの評価に慣れていない人に向けてポイントをまとめてみました。

この記事で得られること
  • 股関節外転MMTの評価の手順、コツがわかる
  • 代償動作が見抜けるようになる
  • MMTの評価をする時知っておくと良い大事な視点がわかる

こんなことをが得られますので、MMTのコツを知りたい場合は参考にしてみてくださいね^^

それでは解説していきます!

股関節外転筋力評価、MMTの手順とコツ

1、関節可動域(ROM)の確認

まず側臥位、または背臥位で患者さんの股関節外転可動域がどの程度なのか確認しましょう。

MMT3は側臥位でROMの最終域まで動かせることが条件です。

側臥位で患者さんの大腿部を持って、骨盤に軽く触れて、骨盤が動かないように支えながら大腿を動かして股関節外転可動域を確認してみてください。

ROMを見るときのポイントは骨盤が動かないようにしておくことですよ^^

2、MMT3のオリエンテーション

ROMの確認が終わったら、MMT3を確認していきましょう。

おすすめは、まずは自分がやって患者さんに見せてあげてください。

言葉で伝えるだけでは、正しい股関節外転運動がどういうものなのか患者さんが理解しにくいです。

まずは、自分がお手本を見せてあげてくださいね^^

その時に、主な注意点を簡単に伝えてあげましょう。

細かい部分まで伝えようとしなくて大丈夫です。細かく伝えようとすると患者さんの頭が混乱させてしまう原因になります。

人が一度に記憶できるポイントは3つまでと言われています。ポイントは端的に3つほど伝えればOKです。

3、MMT3の確認

オリエンテーションが終わったら、MMT3を確認しましょう。

MMT3は最終域まで代償なく外転できるか?ですね。

代償動作はあるかチェックしておいてください。

代償動作が出ている場合は、代償を修正してから代償なくできるかチェックします。

修正してもできないようならMMT3はない可能性が高いです。

よくある代償動作は、下記で解説しますね^^

4、MMT4、5の確認

MMT3で代償なく外転できるのが確認できたら、MMT4、5を確認しましょう。

MMT4、5はどの程度の抵抗(重さ)をかけても患者さんの中殿筋は耐える事ができるか?

どの程度の体重を中殿筋で支える事ができるのかをみます。

MMT3の時と同じように、どの程度の抵抗をかけると代償動作が出るのかが見れればOKです。

はじめは難しいと思いますが、代償動作がどの程度の抵抗で出るのかをみておく事がポイントになります。

5、MMT1、2の確認

MMT1、2は重力を除いた状態で見てもいいですが、

わかりやすいのは、MMT4、5の時とは逆でどの程度の補助をしてあげれば代償なく運動できるのか?を見てあげる事です。

患者さんの中殿筋はあとどれくらい筋力をつければ代償なく、重力下で働く事ができるのか?を見るって事です。

ここを意識して評価すると治療につなげやすいですよ^^

股関節外転筋力評価(MMT)を見るときによくある代償動作

動画でサクッとどうぞ!所要時間は5分です。

骨盤の挙上

骨盤の挙上はよく見られますね。

骨盤の挙上をしてしまうということは、腰方形筋や腹斜筋を使って股関節外転をしているように見せかけている状態ですね。

この場合、見かけ上は外転しているように見えるけど、実はMMT3ないので注意してください。

骨盤が動かないように修正してから、股関節外転をしてもらってください。

それでもできないようなら、MMT3ない可能性が高いです。

股関節屈曲

股関節屈曲で代償しているパターンはかなり多いですね。

大腿直筋や腸腰筋を優位に使っている状態です。

股関節外旋

股関節屈曲と共に股関節外旋しているケースが多いです。

股関節外旋筋の大殿筋や梨状筋、閉鎖筋、双子筋を優位に使っている状態ですね。

体幹、骨盤の後方回旋

体幹や骨盤を後ろに倒しながら行ってしまうパターンです。

この場合は、後方に倒す時の反動を使用しているのと、腹筋や股関節屈筋を主に使ってしまっています。

修正してみて、できるかどうかみていきましょ^^

どの程度の抵抗または補助をすれば代償なく運動できるか?

ここが大事な視点かなと思います。

患者さんの筋力はどの程度の重さがかかっても支える事ができるのか?

どの程度補助してあげれば関節運動をする事ができるのか?

この『どの程度』の部分を知っておく事が大事で、

不足している場合は、『どの程度』の分を治療プログラムで補ってあげればいいわけです。

まとめ

今回は、股関節外転筋力、MMTを評価する時のポイントを紹介しました。

ポイントまとめ
  1. オリエンテーションは簡単に
  2. まず正しい運動のお手本を見せてあげよう
  3. MMT3は代償動作を見よう
  4. 代償動作があったら修正を加えてできるか見よう
  5. どの程度の抵抗、補助を加えると代償なく運動できるのかみてあげよう

この辺りが大事なポイントになると思います。

実習で評価する機会があったら試してみてくださいね^^

今回は以上です!

最後まで読んで頂きありがとうございます!