筋力評価、MMT測定のポイント〜股関節編〜学生さん、新人さん向け!


学生さん、新人の理学療法士の方へ

今回は、まだMMTを測定する機会の少ない方向けに測定する際のポイントを股関節に絞って、伝えていこうと思います。

股関節屈曲を測定する際の手順は?

股関節屈曲を見るときの姿勢は、臥位、または座位が良いと思います。評価の手順としては、

  1. 自分で股関節を屈曲してもらう。
  2. 最終域まで自分で動かせるか。
  3. 最終域で止めることができるか。→MMT3あるかどうか
  4. 最終域で抵抗をかけても止めていることができるか。→4、5あるか
  5. どの程度の抵抗まで耐えることができるのか、左右差を確認。
  6. 自分で動かすことが難しい場合、同じ姿勢で良いので、補助してあげればできるか。→2あるか
  7. 動かす際に腸腰筋に収縮はあるか。→1あるか

※代償の確認は忘れず。骨盤の後傾、股関節内外旋が入っていないか。特に骨盤の後傾が入って、純粋な大腰筋の収縮が行えてない方は多いので、骨盤を触診しながら見るようにしましょう。ASIS、PSISと仙骨を触診して骨盤の動きを捉えながらやってみてください。

ポイントは?

教科書的にはMMT2を測定する際は側臥位でとか書いてありますが、同じ姿勢で補助しながら行っても全然良いと思います。その方が姿勢を変えずに行えるので患者さんとしても楽ですし。側臥位だとうまく誘導していかないと骨盤の後傾、内外転や内外旋の代償も入りやすいです。

大事なのは、その方が代償なく筋力を発揮できるかどうかです。そのためにしっかりと代償を見抜けるようにしましょう。また、左右差の確認はすごく大事。健側と比較して患側はどう代償しているのか、どの程度出力が弱いのか見れるかどうかで、そこを問題点としてあげられるかどうかが決まります。細かい左右差を感じ取れるようにしていくことが大切だと思うので、しっかり左右差を比べながら評価をしていってもらいたいと思います。

MMTのポイントはまた更新していきますね!

今回は股関節の屈曲編でした。学生の時って、教科書を読んで学ぶことが多いので、実際の測り方で大事なところが学べないことが多いと思います。臨床を行なっていると、学生の時に学べなかったポイントに気づくことがたくさんあるので、またポイントを伝えていきたいと思います。

臨床実習や、実際の臨床での役に立てれば幸いです♪(´ε` )