施術ノウハウ

疼痛治療や可動域改善に役立つ頸椎のバイオメカニクス!評価と治療方法まとめ

三好 裕也

フリーランスで整体師・ピラティスインストラクター・YouTuber・ブロガーをやってる理学療法士です^^ →さらに詳しいプロフィールはこちらをクリック

こんにちは、みよし(@miyoyu34)です。

今回は、疼痛治療に役立てる為に頸椎についてまとめておきたいと思います。

頸椎のバイオメカニクスなど、特徴を掴んでおくことで痛みやROMを改善するためにとても役立ちます。逆にここを把握できていない状態でむやみに治療をしてもなかなか改善できません。

もう一度、バイオメカニクスを確認して頸椎の治療をスムーズに進められるようにしていきましょう^^

頸椎の特徴

C1(環椎):棘突起を持たない。後頭下筋群が付着。

C2(軸椎):大きな棘突起を持ち、C2の棘突起に起立筋、後頭下筋のような多くの筋肉が付着する

中下位頸椎:椎間関節の傾斜は水平から45〜60度。C7で最大、C5で最小

前屈可動域:C5-6、C4-5が大きな割合を占める

後屈可動域:C6-7、C4-5が大きな割合を占める

回旋可動域:C1-2間が最大(全体の49%)

まとめると、上部頸椎は主に回旋可動域に貢献、中位頸椎は側屈、下位頸椎は屈曲伸展に貢献する。

頸椎の評価方法

座位にて、頸椎屈曲、伸展、回旋、側屈運動を自動で行ってもらう。

その際のROMを視診にて確認。大体どのあたりが最終域なのかチェック。運動に伴いどこに痛みが出るかチェック。

例えば、側屈時に斜角筋の走行部に痛みが出るようなら、斜角筋の付着する中位頸椎の回旋可動域を治療することで側屈可動域を改善し斜角筋の緊張を軽減していく。

次に静的評価として触診を行い、筋緊張がどの程度か確認しておく。

特に、僧帽筋、胸鎖乳突筋、斜角筋、後頭下筋、肩甲挙筋あたりが疼痛やROM制限の原因になりやすいのでチェックしておく。

また、頸椎運動には肩甲帯、胸郭の状態が大きく関与する。肩甲帯を操作するだけでも頸椎の動きは大きく改善する場合が多い。なので、頸椎運動時に肩甲帯の位置や、胸鎖関節の操作をして可動域が改善するかどうか併せてチェックしておくと良い。

操作をしてみて改善する程度の大きい方を優先順位をつけて治療していく。

例えば、頸椎を操作して大きく改善するようなら頸椎を優先し、胸椎や肩甲帯を操作して大きく改善するならそちらを優先して治療してみる。治療してみて、まだ残存するようなら余りの時間で次に優先度の高い部位を治療してみる。

頸椎の回旋可動域が低下している場合の治療方法

上位頸椎の治療をします。

右回旋制限がある場合は、上位頸椎の左横突起を押圧して右回旋を矯正。

頸椎の回旋に作用する胸鎖乳突筋、僧帽筋、斜角筋などの硬結がある場合はリリースする。

前後屈可動域が低下している場合の治療方法

下部頸椎の治療をします。

下位頸椎、上部胸椎の棘突起を屈曲伸展方向に矯正。

僧帽筋や板状筋など、頸椎の屈伸に関与する筋の硬結をリリース。

頸椎側屈可動域が低下している場合の治療方法

中位頸椎の回旋可動域を改善する。

頸椎の回旋運動にはカップリングモーションがあり、回旋に伴って側屈運動も行われる。

なので、治療としても頸椎の回旋可動域を出してあげることで側屈可動域も改善される場合が多い。

背臥位にて、中部頸椎の横突起を触診し回旋可動域が制限されている方向にスラストを加えて回旋を矯正。

または、伏臥位にて同部位に押圧を加えて回旋を矯正。

側屈可動域に関与する斜角筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋などをチェックし、硬さが残るようであればリリースする。

頭に入れておくべきポイント

[aside type="boader"]

  • 上部頸椎は回旋、中位頸椎は側屈、下位頸椎は屈伸
  • 頸椎のカップリングモーション:回旋と側屈は同時に起きる
  • 肩甲帯、胸郭の影響も併せてチェック
  • まずは関節を矯正する→硬結が残っていれば筋を直接リリース

[/aside]

このあたりを頭に入れておくことで、頸椎治療をよりスムーズに行えるようにする事ができます。

何度か振り返りながら実践して身につけていきましょ^^

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