中指の捻挫による痛みがなかなか治らない人!理学療法士が教える中指の捻挫の治し方!


理学療法士の三好です。今回は、指の捻挫をしたあとに結構時間が経っているのになかなかその症状が治らないかたに対してその痛みの改善の方法を紹介して行きます。なかなか痛みが改善しなくて困っている方や理学療法士として捻挫の後遺症を抱えた患者さんを担当している方で悩んでいる方がいましたらぜひチェックしてみてください。

 

指の捻挫とはどういった状態になっているの?

 

捻挫とは、関節が通常の可動範囲を超えて、過度に動かしてしまったときに関節の周りにある靭帯や筋肉を損傷している状態です。その時に生じた炎症によって痛みが生じています。

 

脱臼との違いは、脱臼は骨と骨が完全にずれてしまっている状態。捻挫は骨と骨の位置関係は変わっていない状態です。

血液検査によって、GDPという値が上昇します。肝障害でもGDPは上昇しますが、肝障害では合わせてGPTという値も上昇します。GDPのみ上昇しているのか、GPTも一緒に上昇しているのかによって筋肉や靭帯の傷害なのか、他の障害なのかを区別する一つの評価になります。

 

中指の捻挫後の痛みはなぜ長引いているのか?

 

捻挫をしたあと、結構時間が経っているのになんで痛みが続いているのかわからず困っている人は多いんじゃないでしょうか?病院に行ってもレントゲン条が問題がなく、シップを貼って痛みを和らげて様子を見ているけど、結局痛みが改善しないといった状況に置かれている人も多いと思います。

 

先ほど伝えたように、捻挫は通常の関節の可動範囲を超えて関節が動いてしまったときに周りにある筋肉や靭帯の損傷を伴って痛みが生じています。時間が経つことによってそれらの筋肉の損傷した部分は修復されて筋肉や靭帯自体は良くなっているのですが、傷を修復する際に筋肉や靭帯が硬くなるといったことが起きてきます。

 

そうすると硬くなった筋肉や靭帯はなかなかうまく動くことができないので、その筋肉や靭帯が原因となって二次的に痛みを生じているといったことも起きてきます。

 

指を動かした時に関節以外の部分が痛むといった方はこれらの筋肉や靭帯が硬くなっていて痛みが生じている可能性が高いです。

 

指の捻挫後の痛みの原因

 

組織損傷による急性の痛み

 

発症直後は組織が損傷していることによる急性の痛みです。急性期にはRICE処置を行い、痛みが軽減してくるまで安静にしていましょう。

 

筋肉の硬さ

 

急性の痛みが落ち着いたあとには、安静にしていて関節を動かさなかったことにより関節周りの筋肉が固くなっている状態になります。そのため、筋肉の血流が悪くなり痛みが生じやすい状態になっています。

 

靭帯の硬さ

 

筋肉と同様に靭帯も硬くなっています。特に関節周りに靭帯があり靭帯損傷後、靭帯が修復されるときに周りの組織と癒着を起こしていることが多くあります。癒着を起こしていることで靭帯が機能しにくい状態となっていること多いです。

 

関節の硬さ

 

関節自体がかたくなっている状態です。関節を囲む関節包は繊維膜、滑膜という膜でできています。この膜には痛みを感じ取るセンサーがありますので、関節がかたくなっていると痛みを感じやすい状態になります。

 

 

中指の捻挫後の痛みに関わる筋肉とは?

 

  • 総指伸筋
  • 背側骨間筋
  • 深指屈筋
  • 浅指屈筋
  • 虫様筋
  • 広背筋
  • 大胸筋
  • 三角筋
  • 上腕筋

 

この辺の筋肉が中指の捻挫後の痛みに関わっている可能性が高いです。上にあげた筋肉は肩まわりから伸びている筋肉もありますが、そこから筋膜のつながりによって中指まで伸びていきます。筋膜でつながっていて影響を与えますので中指周りの筋肉や靭帯だけが中指の痛みに関わっているわけではないんですね。

 

もちろん、中指の周りの筋肉が硬くなっていて痛みが出ている可能性もありますが、中指から遠い肩周りの筋肉が硬くなっていてその筋肉の硬さが原因となって中指に痛みが出ているということもあります。そのため、指周りだけでなくて肩や背中のほうの筋肉もチェックする必要があります。

 

大事な筋肉をいくつかピックアップして、それぞれ確認していきましょう。

 

中指の痛みに関わる筋肉、総指伸筋とは?

 

総指伸筋は、指を伸ばす気に使う筋肉です。肘の後ろから手の甲側に伸びていきます。

 

 

  • 起始 上腕骨外側上顆
  • 停止 中節骨、末節骨 背側
  • 作用 手指の伸展、外転 手関節背屈
  • 神経支配 橈骨神経 C6~8

 

肘の外側から手の甲を通って指先まで伸びている筋肉です。

 

 

中指の痛みに関わる筋肉、背側骨間筋とは?

 

指を左右に動かすときに使う筋肉です。手の甲側についています。

 

 

  • 起始 中手骨の背側
  • 停止 基節骨、指背腱膜、中節骨底、末節骨底
  • 作用 中指の橈骨側、尺骨側への外転
  • 神経支配 尺骨神経 C8,T1

 

 

 

中指の痛みに関わる筋肉、浅指屈筋とは?

 

指を曲げるときに使う筋肉です。肘の内側から手の平側を通って指先までつきます。

 

 

  • 起始 上腕骨内側上顆
  • 停止 中節骨底 掌側
  • 作用 中節骨、基節骨の屈曲
  • 神経支配 正中神経 C7~T1

 

 

中指の痛みに関わる筋肉、虫様筋とは?

 

指付け根を曲げるときに使う筋肉です。手の平にある筋肉です。指の付け根の下にあります。

 

 

  • 起始 深指屈筋腱
  • 停止 指背腱膜
  • 作用 基節骨の屈曲
  • 神経支配 第1,2は正中神経 第3,4は尺骨神経 C8,T1

 

 

この辺の知識は、理学療法士の方とか筋肉に詳しい方じゃないとわかりにくいかもしれないですが、大体こんな感じで筋肉は位置しているということをイメージしておきましょう。

 

この辺りが硬くなっていることによって指の動きが悪くなっていたり痛みが出ている可能性が高いんです。

 

 

中指の捻挫後の痛み、動きを改善する方法

 

さて、これから中指の痛みの治し方について話していきます。

 

まずは、あなたの指がどの方向に動きにくくなっているのかをチェックしていきましょう。

 

  • 手をグーにしたときに他の指に比べて曲がりにくくなっていますか?
  • 手をパーにしたときに他の指に比べて伸びにくくなっていますか?
  • 中指を左右に動かしたときに他の指に比べて動かしやすさはどうですか?

 

このどれもが動かしにくくなっている人もいれば、一部が動かしにくくなっている人もいると思います。それぞれ考えられる原因を伝えていきます。

 

中指が曲がりにくくなっている場合。

 

中指が曲がりにくくなっている人は、上で紹介した総指伸筋が硬くなっている場合が可能性が高いです。そのため、総指伸筋を辿ってマッサージしていきます。総指伸筋が通っているところを指圧すると痛みがでますか?痛みが出るようであれば筋肉自体が硬くなっていて血流が悪くなっています。

 

血流を良くしてあげるように丁寧にマッサージしていきましょう。

 

中指が伸びにくい場合。

 

中指が伸びにくい場合は指を曲げる筋肉である浅指屈筋、それから虫様筋が硬くなっている可能性が高いです。中指の付け根を押すと痛いですか?中指の腹の部分を押すと痛みがありますか?指を伸ばした時に手のひらや中指の腹が突っ張った感覚がありますか?

 

当てはまる場合、これも同様に筋肉をを辿ってマッサージしていきましょう。

 

中指が左右に動かしにくい場合。

 

この場合は背側骨間筋が硬くなっている可能性が高いです。指の横を押すと痛くないですか?痛いようであれば背側骨格筋が固くなっていて血流が悪くなっている状態です。痛みがあるので強く押しすぎわよくないですが、丁寧にマッサージしてほぐしていきましょう。

 

筋肉が原因で痛みが出ている場合はこれらの筋肉をほぐしてあげることで指の動きが良くなって痛みも軽減すると思います。ただ今回紹介した筋肉以外に広背筋であったりとか三角筋とか肩周りについている筋肉が原因で痛みが出ている可能性もあります。

 

関節自体の痛みに対して有効なストレッチ

 

 

指の捻挫後の長引く痛みを改善する簡単なマッサージを動画で解説

 

 

中指の捻挫後の痛みを軽減するために。

 

これらの筋肉に関しては自分ではチェックしにくいですが硬くなっているようであれば、ほぐしてあげることで中指の痛みの軽減につなげることができると思います。

 

今回紹介した筋肉をほぐしてあげるようにマッサージやストレッチをしていくことによって中指の痛みが軽減できる可能性がは十分ありますのでぜひ試してみてください。