こんにちは、理学療法士の三好です!太ももの前のツッパリ感で困っている人、結構いるんじゃないでしょうか?
でも、そのツッパリ感がなんで起きているのかがわからない、、、。原因がなんだかわからないから治せないって人が多いと思います。
私の担当した患者さんでも太ももの前が突っ張って歩きにくいって悩みを抱えた人がいました。
新人時代の自分はそのツッパリ感の正体はなんなのか??って考えながら治療していましたが、経験を積んだことにより改善することができたので方法を紹介したいと思います。
太もものつっぱり感、痛みの原因は?
太ももの前がつっぱる(大腿四頭筋の過緊張)
つっぱり感の一つの原因として、筋肉が硬くなっている状態が考えられます。特に太ももの筋肉の多くを占める大腿四頭筋です。
以前、僕が担当した患者さんの場合、歩く時、足を前に出して床に踵がついた後足に体重が乗った時に太ももの前がツッパリます。
確かに足に体重がかかった時には太ももにも力が入るんですが、お尻周りの筋肉でも支えるので、お尻の筋肉がしっかりと働いていればそこまで太ももの筋肉が働かなくても支えられるはずです。
大事なのは、大腿四頭筋が過剰に働いてしまっている状態を他の筋肉もバランスよく働くことができる状態に変えていくことです。
特に股関節周りの筋肉が機能していないと太ももの筋肉が過剰に働く原因になりやすいです。
股関節周りを鍛えるトレーニングを適度に行うことで徐々に太ももの負担を減らすことにつながります。
大腿四頭筋にできた筋硬結(シコリ)
ケースとして多いのが大腿四頭筋を過剰に使いすぎてしまったり、手術やリハビリの後の後遺症として筋肉にシコリができて残ってしまっている状態です。
筋硬結と呼ばれるシコリができていると筋肉はうまく働かなくなります。
そして、多くの場合力を入れたり、伸ばしたりするときに突っ張り感を感じてうまく力が入らない現象が起こります。
大抵の場合は筋硬結をほぐして取り除くことで解消できるのですが、技術がある理学療法士や治療家でないと対処できない場合が多いです。
太ももの外側がつっぱる(大腿筋膜張筋の過緊張)
大腿四頭筋以外の筋肉としては、大腿筋膜張筋も原因の一つになります。大腿筋膜張筋は、太ももの外側に位置する筋肉です。大腿筋膜張筋は足を外側に開くときや、足を外側にひねるときに使われます。
足を支えるときに働く、中殿筋がうまく機能していないと大腿筋膜張筋が過剰に働いてしまいます。そうすると大腿筋膜張筋にハリ感や硬さが出て違和感を感じるようになります。
太ももの内側がつっぱる(縫工筋の過緊張)
縫工筋もまた太もものつっぱり感と関係しています。縫工筋は、太ももの内側にある筋肉です。大腿筋膜張筋と同じように細長く、痛みを感じやすい筋肉です。
停止部で薄筋、半腱様筋と重なり、鷲足を形成します。鷲足は膝裏の内側に位置し、変形性膝関節症や肥満のある方が痛みを訴えやすい場所になっています。
太ももの後ろがつっぱる(梨状筋、ハムストリングスの過緊張、坐骨神経痛)
坐骨神経痛は、お尻の深層にある梨状筋という筋肉の影響が一つの原因となっています。
梨状筋には坐骨神経が通ります。梨状筋が硬くなっていることによって坐骨神経が圧迫されて、太ももの裏に痛みが出ているといったことは結構多いです。
太もものつっぱり感に感じるかどうかは人それぞれですが、太ももの裏につっぱりや痛みを感じているのであれば、梨状筋由来の坐骨神経痛の可能性があります。
また、ハムストリグスという腿裏の筋肉が固まっていることが原因となることも多いです。
このように太ももの筋肉は色々種類がありますが、これらの筋肉が凝り固まっていて筋肉にある血管に血液が流れにくい状態になっている事が原因でつっぱり感や違和感、痛みに繋がっている事が多いです。
太もものつっぱりを解消するマッサージ
早くつっぱり感、違和感を解消するにはまずマッサージです。
太もものマッサージ(筋肉の説明あり)
縫工筋のマッサージ
太もものつっぱりを解消するストレッチ
太ももの前のストレッチ
太ももの後ろのストレッチ
縫工筋のストレッチ
太もものつっぱりを解消!自宅で簡単エクササイズ
股関節周りの筋肉を鍛えて、太ももの筋肉の負担を減らすトレーニングです!
大殿筋のトレーニング
中臀筋のトレーニング
以上のことを実践して太ももの前のツッパリ感を解消して、楽に歩けるようにしていきましょう!!
私は現在、神奈川県の藤沢市で整体サロンを運営しています。一度見させていただければ太ももの突っ張り感の原因をチェックしお伝えできますし、施術することで症状を軽減できますのでお悩みの場合は是非一度ご相談ください。