【歩行分析に役立つ】片脚立位、片脚スクワットを安定してできる事の重要性


こんにちは、三好です。僕は理学療法士歴5年経ちますが、動作分析、歩行分析に関しては、動作、歩行から機能障害を見抜き、機能改善に繋げる事ができるようになってきました。

 

先日に下記のTweetをしました。

 

 

片脚立位、片脚スクワットが十分できていない方が歩行時の安定した立脚期、double knee actionを作る事は難しいです。

まずは膝関節周囲筋の筋力アップ、可動域の改善。

特に伸展制限を0度にしてから筋力を十分つけてあげる事が必要です。

 

 

片脚立位や片脚スクワットを評価して歩行の状態を予測していくと立脚期の問題が見えてきやすいです。今回は、片脚立位、スクワットの重要性について解説していきます。

 

片脚立位の重要性

 

 

MIYOSHI

結論からいうと、

  • 片脚立位ができなければ立脚期が安定しない
  • 片脚立位は評価がしやすい
  • 上肢支持なしで困難なら独歩自立はリスクあり

 

順にみていきます。

 

片脚立位が難しければ立脚期が安定しない

 

結論として、片脚立位が困難な場合立脚期が安定しないです。早歩きはできてもゆっくり歩く事が困難になります。

 

片脚立位時は骨盤を水平に保つために中殿筋の筋力が必要になります。膝関節を軽度屈曲位に保つために大腿四頭筋の筋力が必要になります。足底が支持基底面となり細かくバランス調整するために足関節周囲筋の機能が必要になります。

 

このようにまず片脚立位が安定しなければ歩行立脚期に余裕を持って支持する事が困難になります。

 

片脚立位は評価がしやすい

 

片脚立位は評価がしやすいです。

 

片脚立位をした時に骨盤の動きはどうか、膝の動きはどうか、足関節はどうか、各関節どう動くのかをみておきます。そしたら各関節その運動が起きるのはなぜか?考えます。筋力低下なのか?柔軟性低下なのか?

 

歩行観察だけではなかなか評価しにくいですが、歩行の立脚期を片脚立位に落とし込んで評価して、更に個別の機能評価に落とし込んでいくとわかりやすく、深く評価できます。

 

上肢支持して片脚立位が困難な場合独歩自立は困難

 

上肢支持して片脚立位ができなければ安定した独歩の獲得は困難です。

 

片脚立位を評価した時に数秒も保持できない場合、早歩きはできても、ゆっくり歩行する事が困難になります。片脚で体重を支持する筋力が不足しているからです。まずは片脚立位を安定して行える事が大事です。

 

片脚スクワットの重要性

 

 

MIYOSHI

結論から言うと、

  • 片脚スクワットができなければ歩行立脚期のdouble knee actionが出にくい
  • 膝関節の可動域制限の原因となる
  • 膝関節周囲の疼痛の原因となる

 

順にみていきます。

 

歩行立脚期のdouble knee actionが出にくい

 

片脚スクワットが行えないと歩行立脚期のdouble knee actionが出にくくなります。

 

片脚スクワットを行う余裕がないくらい下肢筋力が低下していると、歩行立脚期で膝関節の屈伸運動を行う余裕がない状態になっている事が考えられます。この場合、膝を固めて歩行するしかなくなります。

 

膝関節の可動域制限の原因になる

 

膝関節の可動域制限の原因となります。

 

片脚支持下での膝屈伸運動が行えない状態では膝を固めて歩行する形になります。膝関節周囲筋は同じ長さで収縮し続けるので循環不全、筋の硬さを生じるようになります。

 

結果として、筋性の可動域制限の原因となります。

 

膝関節周囲の疼痛の原因になる

 

片脚脚スクワットが行えないと膝関節周囲の疼痛の原因となります。

 

片脚支持する際に膝関節の運動が行えない場合、膝を固めて支える形になりますので、膝関節周囲の組織が過剰に働く、または骨でロックするような形で支持するようになります。

 

膝周囲の組織が過剰に働き続ければ周囲の筋に痛みが生じますし、関節をロックしたままで歩き続ければ一定の箇所に荷重がかかり続ける形になるので関節軟骨の磨耗、骨性の疼痛の原因となります。

 

今回は片脚立位、片脚スクワットの重要性を解説しました。歩行観察と合わせて、片脚立位、片脚スクワットを分析する事で歩行立脚期の問題点を抽出しやすくなりますので、ぜひ評価してみてください。

 

動作分析を学ぶのにおすすめの書籍

 

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