ROM改善が得意になる!膝関節可動域を改善する癒着、組織の柔軟性の評価・治療方法を紹介!


こんにちは、みよし(@yuyampt)です。

今回は久々に理学療法記事です!

ROM改善で悩んでいる理学療法士の方や学生さん向けにROM改善が劇的に得意になる方法を紹介します^^

この記事を読んでいただければ、今悩んでいるROM改善に必要な知識はお持ち帰り頂けるんじゃないかと思います。

  • 膝関節可動域制限の原因がわからない
  • 癒着、組織の柔軟性を改善する方法がわからない
  • 今担当している患者さんのROMを改善できなくて悩んでいる

こういった悩みを抱えている場合は参考にしてみてくださいね^^

  • 今担当している患者さんのROMを改善できるようになる
  • ROMの改善が得意になる

あなたがこんな結果が得られるように記事を作りました!

それでは、解説していきますね!

膝関節可動域を改善する癒着、組織の柔軟性の評価方法5つのポイント

1、触診でまずは評価しよう

触診でまずは評価していきましょう。

膝関節の構造は頭に入っていますか?

触診をしていくときに大事なのは、患者さんの膝関節を見たときに、皮膚の下に組織がどう位置しているか把握できていることです。

右膝を見たときに中の構造はどうなっているかイメージができますか?

膝を見たときに中はこうなっているというのをイメージできていればOKです^^

イメージできていなかった場合は今からでも覚えておけるようにしましょう。

イメージできるようになったら、触診して実際に組織を触れるようにしていきます。

触り方は、組織を1つずつ分けて触れるようにすることが大事です。

その為には、『組織と組織の境目がどこか』をわかるようにしておくことです。

外側広筋と大腿直筋の間はどこか、内側広筋と膝蓋支帯の境目はどこかを触診で判断できるようにしておくと、組織の位置関係が理解できるようになってきます。

あとは、骨、筋、靭帯、脂肪の硬さの違いも触診でわかるようにしておくことも大事です。

この違いがわかっていれば、骨のように硬くなってしまった筋、靭帯、脂肪の柔軟性を改善することも可能になります。

2、最終域での張り感はどうか

各組織を触診できるようになったら、最終域での張り感はどうか確認していきます。

例えば、膝関節屈曲をしていくときに大腿直筋を触診しておきます。

最終域で大腿直筋の張り感が増えるか見てみてください。

張り感が増すようであれば、大腿直筋が屈曲制限に関わっている可能性が高いです。

制限因子を探るときは膝関節屈曲制限に関わる全ての組織に対して、これを繰り返します。

はじめは張り感を感じ取るのが難しいかもしれませんが、何度もやっているうちに指先で感じ取れるようになってきます。

3、健側と比較してどうか

最終域での張り感と合わせて見ておくと良いのは、左右差です。

患側だけチェックして終わりにしてしまっている場合は、健側もチェックするクセをつけておくと良いですよ。

患側だけ見ていても、どこの組織が特に硬くなっているのかわからないことが多いからです。

健側と比較してはじめて、「全然硬さ違うやん!」って気づけることも多々あります。

安静時の硬さの違い、最終域の硬さの違いなど、関節の角度を変えながら組織の硬さをチェックしてみてください。

きっと、組織の硬さの違いに気づけるようになりますよ^^

4、組織間に硬さはないか

組織そのものだけでなく、組織と組織の間に硬さはないかチェックしていますか?

チェックしていなかった場合は、チェックするようにしてみてください。

ROM制限に関わるのは、筋の短縮や靭帯の硬さなどの組織自体の硬さだけでなく、組織間の硬さによるものも結構多いです。

組織間に硬さがあると、組織と組織がうまく滑走できなくなって関節運動がしにくくなります。

なので、組織がうまく滑走して関節運動が行いやすくなるようにしてあげることが大事です。

例えば、赤く囲った部分です。

内側広筋と大腿直筋の間、外側広筋と大腿直筋の間、内側広筋と内側膝蓋支帯の間、外側広筋と外側膝蓋支帯の間。

この辺りは組織と組織が癒着し硬くなりやすいです。

ここに硬さが生じると、膝関節の屈曲制限の原因にもなりますし、筋出力低下の原因にもなります。

さらに膝関節周囲の痛みの原因になります。

赤く書いた部分を触診して硬さをチェックしてみてください。

左右差を比べると硬さの違いに気づけると思います^^

5、患者さんの訴えはどうか

触診で一通りチェックしていくのと合わせて、患者さんの訴えも聞いておきましょう。

触診だけでは判断しにくい場合もあります。

その場合は、患者さん自身の訴えが原因を探る上で大きな手がかりとなる場合が多いです。

特に、最終域でどこに張り感を感じるのか、痛みを感じるのはどこか。

ここを聞くようにしていくと、制限因子はどこか特定しやすいです。

触診でわかりにくい場合は患者さんの訴えをヒントに探ってみてくださいね。

膝関節可動域を改善する癒着、組織の柔軟性を改善する治療、アプローチ方法を3つ紹介

膝関節屈曲制限に対するアプローチ方法を1つ紹介してます。

サクッと動画で知りたい場合は参考にしてみてください^^

1、組織を直接動かして改善する

膝関節前面でいうと、外側広筋、大腿直筋、内側広筋、膝蓋支帯、膝蓋下脂肪体、膝蓋上嚢、膝蓋靭帯、鵞足、前脛骨筋、腓骨筋など、各組織を1つずつ分けて触診できるようにします。

1つの組織を触診したら、その組織を直接動かしていきます。

例えば、大腿直筋の場合、外側広筋と内側広筋の間に指を入れて、大腿直筋を掴むようにします。

掴んだら、筋繊維に対して垂直方向に動かしていきます。左右に動かせばOKです。

通常は簡単に動かすことができます。

硬くなっていたり、癒着が起きていると組織が動きにくい状態になっています。

健側と同じように動くようになるまで動かして柔軟性を改善していきましょう。

2、組織を押圧しながら関節運動をしてもらう

直接組織を動かすことができないほど、硬くなっている場合も多々あります。

その場合は、関節運動を利用すると楽に柔軟性を改善することができます。

例えば、大腿直筋と外側広筋の間に癒着がある場合。

癒着している部位を押圧(軽く押し込む)しながら膝の屈伸運動を何度かしてもらってください。

関節運動を行うと、筋肉が滑走するので押圧した部分にストレスがかかり、癒着がはがれやすくなります。

強く圧迫してしすぎると、痛みが強く出るので患者さんの訴えを聞きながら行うようにしてみて下さい。

3、組織を直接リリースする

結合組織自体の硬さによって制限や痛みが生じている場合は、上記の2つのポイントだけでは改善できない場合があります。

この場合は、直接組織をリリースしていきましょう。

方法は、筋膜リリースをするように行えばOKです。

僕の場合は、硬くなっている組織に対して、皮膚が軽く伸びる程度に押圧して30秒程度時間をかけます。

だいたい30秒から60秒程度まで押圧を続けると、組織が緩む感覚が感じられます。

そこまでできたらリリースできた証拠です。

結合組織をリリースするためには時間をかけることが大事です。

筋膜リリースの理想は60秒から90秒かけると良いとされています。

このくらいの時間を目安に、痛みが出ない程度にソフトタッチでリリースするように意識してみてください。

治療をした後に、可動域や痛みが改善しているかどうかの再評価も忘れずに行っていきましょう!

まとめ

今回は、関節可動域を改善するときに重要なポイントである癒着や組織の柔軟性を改善するための評価、治療の方法を紹介しました。

この方法を知って、毎日実践していけば、今担当している患者さんのROMはほぼ改善できると思います。

僕は実際、この方法でROMを改善していて、ほとんどの患者さんのROMは改善できています。

あとは、各関節のROM制限の原因となる主な組織を頭に入れておくことも必要となると思います。

関節可動域制限―病態の理解と治療の考え方を読めば、関節可動域制限の原因、メカニズムに対する理解が深まりますよ。

まだ読んでいなかった場合は読んでみてください。これからの臨床で必ず役に立ちます^^

触診技術も磨きたい場合は運動療法のための 機能解剖学的触診技術 下肢・体幹を参考にしてみてください。

これを読みながら触診を練習すれば間違いないですよ^^僕はこの本読んで毎日触診を練習しました。

今回は以上になります!

最後まで読んで頂きありがとうございました^^