足関節背屈制限の原因となる長趾屈筋の評価、治療


こんにちは、MIYOSHIです。

 

僕は総合病院で理学療法士をしていますが、足関節の可動域制限を持った方を多く担当させて頂いています。

 

先日に下記のTweetをしました。

 

 

【足関節背屈制限】

長趾屈筋、後脛骨筋を脛骨から剥がしてあげるように動かしてあげる事で筋の滑走性が良くなり足関節の背屈制限の改善に繋がる。ここの硬さもチェックすると良い。

 

下腿三頭筋、前脛骨筋の硬さ、短縮は改善されているのに可動域が改善してこない、痛みが良くならないといった事はよくあります。

 

足関節の可動域制限を改善するためには、前脛骨筋や下腿三頭筋だけでなく、それ以外の細かい筋肉の評価、治療ができる事が大事になります。今回は、足関節の背屈制限の原因となる長趾屈筋の評価、治療について解説していきます。

 

 

足関節背屈制限の原因となる長趾屈筋の評価、治療

 

 

MIYOSHI

評価、治療方法はこちら。

  • 長趾屈筋の触診
  • 癒着の確認
  • 筋の動きを出してあげる

 

長趾屈筋の触診

 

 

長母趾屈筋の触診手順
  1. 側臥位になり下方に患側が位置するように
  2. 脛骨をたどる
  3. 脛骨と長母趾屈筋の境目を指先で感じ取る
  4. 骨の硬さと筋の硬さの違いをみておく
  5. 筋収縮を入れて確認する

 

長趾屈筋の癒着の確認

 

 

赤丸で囲った部分が特に硬くなっている事が多いです。

 

脛骨と長趾屈筋が張り付いているようにして癒着していて長趾屈筋の滑走不全が起きている事がよくあるので、ここの部分の硬さをチェックしておくと良いです。

 

癒着、滑走不全の有無の確認
  1. 脛骨、長趾屈筋が剥がれているか
  2. 長趾屈筋を単独で掴み動かす事ができるか
  3. 硬さ、動きの左右差はどうか
  4. 筋収縮の確認が取れるか
  5. 伸張した時に緊張が感じ取れるか

 

癒着、滑走不全がある場合は筋肉を単独で掴み動かす事ができない状態ですので良く動くかどうか確認します。筋収縮を入れたときも収縮が感じ取れない事が多いです。伸張した時も同様で本来感じ取れるはずの緊張が感じ取れない事が多いです。左右差を確認してみると違いがわかりやすいです。

 

長趾屈筋の癒着を改善する

 

長趾屈筋の癒着を改善していきます。

 

長趾屈筋の癒着の改善方法
  1. 脛骨から引き剥がすように脛骨、長趾屈筋の間をリリースしていく
  2. 筋間の硬さがなくなるまでリリース
  3. 筋収縮を入れて確認しながら滑走を出してあげる
  4. 伸張して緊張を感じやすくなっているか確認する

 

脛骨から引き剥がすように長趾屈筋との間をリリースする

 

 

脛骨と長趾屈筋の間をはがすようにして硬さをとっていきます。

 

ここが癒着していると筋がうまく滑走せず可動域制限の原因にもなりますし、筋出力低下の原因にもなります。長趾屈筋の方向に押し込むようにしてあげると剥がれやすいです。

 

 

 

脛骨の後方だけでなく、内果の後方も硬くなりやすいので左右差をよくチェックしておきましょう。足関節の疾患の方は必ず硬さが見られると言っても良いポイントです。

 

長趾屈筋の筋収縮を入れて滑走性を出す

 

足趾を屈曲方向に運動させて、長趾屈筋の筋収縮を入れていきましょう。この時に筋を触診して、筋収縮が感じ取れるようになってきているか確認します。

 

うまく癒着が剥がれて、滑走性が出てくる筋収縮が感じとりやすくなってきます。触診しながら筋が動いている感覚、筋収縮が起きているのを指先で感じ取りましょう。

 

長趾屈筋を伸張して緊張を確認する

 

長趾屈筋を伸張して緊張が感じやすくなっているか確認します。

 

長趾屈筋を触診しながらストレッチしていきましょう。癒着がしっかり剥がれて、筋が動きやすい状態になっていれば伸張した時に筋の緊張が感じやすくなります。

 

ストレッチをかける事で同時に長趾屈筋の短縮に対してもアプローチすることになります。筋、筋膜の硬さ、周囲組織との癒着と合わせて、筋の短縮が生じていることは多いです。

 

 

今回は、足関節背屈制限に関わる長趾屈筋の評価、治療について簡単に解説しました。

最後まで読んで頂きありがとうございます!