こんにちは、三好です。理学療法士として働いて6年目となりましたが、1年目から関節可動域制限の改善について悩み続けた結果、可動域制限を改善するのがめちゃ得意になっていました。
先日に下記のTweetをしました。
股関節最終域でのつまり感の原因の1つは腸腰筋、縫工筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋の起始部の硬さ、滑走不全です。
硬い部位、滑走不全がある部位のリリース、筋を持ってよく動かしてあげるようにするとつまり感が解消する事が多いです。
— 三好 裕也 (@yuyampt) 2018年8月12日
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股関節最終域でのつまり感の原因の1つは腸腰筋、縫工筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋の起始部の硬さ、滑走不全です。
硬い部位、滑走不全がある部位のリリース、筋を持ってよく動かしてあげるようにするとつまり感が解消する事が多いです。
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股関節屈曲制限の問題はいくつもありますが、その一つとなっているのが腸腰筋、縫工筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋の起始部での硬さや滑走不全です。今回は股関節屈曲最終域でのつまり感を解消する方法を解説していきます。
股関節屈曲最終域のつまり感の原因
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結論から言うと、
- 腸腰筋
- 縫工筋
- 大腿直筋
- 大腿筋膜張筋
- これらの筋の硬さ、滑走不全
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順にみていきます。
腸腰筋に硬さがある
腸腰筋は腰椎、骨盤から起始して大腿骨に停止します。股関節の前面を走行するので腸腰筋に硬さがあるとつまり感、違和感を感じる事があります。
筋に硬さがあると、柔軟に動くことができなくなるので関節を動かしたり、最終域まで達した時にその筋肉が壁のようになりそれ以上動かすことができないということが起きてきます。
大腿直筋に硬さがある
大腿直筋も下前腸骨棘からパテラまでつき、股関節の前を通る筋肉です。この筋肉もまた硬くなっていることによって股関節前面につまり感、違和感を感じる原因となります。
縫工筋、大腿筋膜張筋に硬さがある
同様です。これらの筋肉もまた硬くなっていることでつまり感の原因となります。
痛みの原因にも
組織が硬くなっていることによって、循環不全が生じます。そうすると疼痛の閾値が低下して痛みを感じやすい状態になります。
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- 組織の硬化
- 循環不全
- 疼痛物質の貯留
- 疼痛閾値低下
- 少しの刺激で痛みを感じてしまう!
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といった流れです。疼痛閾値の低下を改善してあげるためにも筋を柔軟にしてあげることが大事です。
股関節屈曲最終域のつまり感の解消方法
動画で解説
筋膜リリース
【筋膜リリース】
皮膚のたるみがなくなる程度のソフトタッチでリリースを開始。
90-120秒間(長くて5分)圧を維持すると膠原要素がリリースされて組織が柔らかくなる。
弾性繊維のエラスチンが組織に本来の形態と柔軟性を取り戻させる。
組織が柔軟になるのを感じるまでリリースしよう。
— 三好 裕也 (@yuyampt) 2018年7月3日
滑走不全、癒着の改善
【癒着】
膝の屈曲制限が100°あった患者さんがいた。触診すると、大腿直筋と外側広筋が癒着していて、境目がよくわからない状態。
癒着をしっかり剥がしてあげると、130°まで改善した。本人も歩きやすくなったとのこと。
癒着を剥がして、滑走性をよくしてあげることは大事。
— 三好 裕也 (@yuyampt) 2017年11月11日
筋収縮を入れて癒着改善、滑走性向上
股関節後方の組織だけでなく、前方の組織の硬さ、滑走不全を改善することによって股関節屈曲制限の改善、つまり感の改善をすることができますので、ぜひ試してみてください。
関節可動域制限を改善するのにおすすめのnote
関節可動域制限改善note
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