理学療法

【超初心者向け】関節とは?関節の種類、構造について簡単に解説

三好 裕也

日本の理学療法士・ピラティスインストラクター。藤沢市の整体ピラティスサロン「Miyoshi整体サロン」を運営。YouTube登録者8万人突破! →さらに詳しいプロフィールはこちらをクリック

現在僕は理学療法士として総合病院で働いています。関節可動域制限に関しては得意分野としていまして、関節可動域制限のある患者さんには喜んでもらっています。

 

今回は、関節についてこれから勉強していきたい、関節について勉強したけどいまいち臨床で応用できていないといった悩みのある方に関節について簡単に解説していきます。

 

関節とは?

 

 

関節の種類

 

関節は骨と骨の連結によってできています。骨と骨の連結の仕方には種類があり、それによって関節の種類が分かれます。

 

関節の種類は主に3つです。

 

[box class="blue_box" title="関節の種類"]

  • 線維性関節
  • 軟骨性関節
  • 滑膜性関節

[/box]

 

順にみていきます!

 

線維性関節

 

標準理学療法学、作業療法学 解剖学第2版より引用

 

線維性関節は、関節同士が線維性の結合組織で連結されているのでほとんど動かない関節です。

 

[box class="blue_box" title="線維性関節の種類"]

  • 縫合→頭蓋骨
  • 靱帯結合→前腕の骨間膜
  • 釘植→歯など

[/box]

 

軟骨性関節

 

軟骨性関節は、骨と骨が軟骨によってくっついているものです。

[aside type="boader"]

例としてあげると、

  • 恥骨結合
  • 椎間円板

[/aside]

 

滑膜性関節

 

滑膜性関節は、骨と骨の間に滑液を満たす関節腔がありその内側に存在する滑膜によって連結する関節です。

 

一般的な関節は滑膜性関節の事を言います。代表的な肩関節、股関節、膝関節などは滑膜性関節に分類されます。

 

滑膜性関節の構造

 

関節可動域制限 第2版より引用

 

[aside type="normal"]

滑膜性関節を捉えるときに大事なポイント

  • 滑膜性関節を構成する組織を一つ一つ覚えておくこと
  • 表層から深層までどの組織が位置しているのかを意識しておくこと

[/aside]

 

順に解説していきます。

 

滑膜性関節を構成する組織を1つ1つ覚えておく

 

滑膜性関節を構成する組織を1つ1つ覚えておくことが大事です。

 

これが関節について知ることの第1歩であり、関節可動域制限を改善するのに必須の知識になります。関節を改善するのに関節を構成する組織がなんなのか知らなければ確実に改善できません。

 

まずは、関節を構成する組織を1つ1つ頭に入れることから始めていきましょう。

 

表層から深層までどの組織が位置しているのか把握する

 

ここは大事なポイントです!!

 

表層から深層までどの組織が位置しているのかを把握することがとても大事です。

 

[box class="green_box" title="組織の位置関係"]

表層から

  1. 皮膚
  2. 皮下組織、皮下脂肪
  3. 浅筋膜
  4. 骨格筋
  5. 腱、靱帯

[/box]

 

大まかに捉えるとこんな感じ。表層から関節に向かってどのように組織が位置しているのか。それを把握することによって関節可動域制限を改善するための触診技術の向上にもつながります。

 

まとめ

 

[box class="yellow_box" title="まとめ"]

  1. 関節とは、骨と骨の連結によるもの。
  2. 関節の種類は3つに大別され、線維性、軟骨性、滑膜性に分かれる。
  3. 滑膜性が一般的に関節と呼ばれる。
  4. 滑膜性関節を構成する組織を1つ1つ覚えること。
  5. 表層から深層までどの組織が位置しているか把握すること。

[/box]

 

まずは、ここから把握できるようにしていきましょう。

 

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