理学療法

筋力を評価するときに合わせて見ておくべきポイント!

三好 裕也

日本の理学療法士・ピラティスインストラクター。藤沢市の整体ピラティスサロン「Miyoshi整体サロン」を運営。YouTube登録者8万人突破! →さらに詳しいプロフィールはこちらをクリック

筋力をMMTで見ることはよくあると思いますが、単純に筋力を評価するだけになっていませんか?筋力を見るだけでなく、ほかに見ておくべきところはたくさんあると思いますが、その中でも一つ大事なポイントを紹介しようと思います。

 

筋力評価をするときに筋力ばかりに目を向けていたという方はぜひチェックしてみてください^^

 

例えば、大殿筋の評価をするとき

 

大殿筋の評価を伏臥位でするとします。

足を上げてもらって抵抗をかけて、股関節伸展の筋力を見る。これはみなさんやっていると思います。そのときに合わせてチェックしてほしいポイントがあります。

 

それは、筋収縮のタイミングです。

 

単純に大殿筋の筋力だけでなく、ハムストリングスや広背筋あたりの上下の筋との収縮のタイミングを見ておくことが大事です。

 

大殿筋がうまく働いていて、股関節を優位に働かせることができているのか、ハムストリングスが先に働いてきて膝周囲を優位に使ってしまっているのか、広背筋や脊柱起立筋を優位に使ってしまっているのか、収縮のタイミングを見ることである程度予想を立てることができます。

 

基本的には股関節周囲の大きい筋肉を優位に使って、その次にハムストリングス等の大腿部にある細い筋肉が働いてくるのが良いと思います。

 

では、

収縮のタイミングを見ることでどういった動作につながってくるのか?

 

ここが気になりますよね??

 

今回の大殿筋、ハムストリングス、広背筋あたりの筋収縮のタイミングを見ることでどういった動作につながってくるのか?

 

歩行で言うと、立脚初期から中期にかけてのところで大殿筋やハムストリングスがしっかりと働いてくるかどうかの予想を立てることができます。おそらく、伏臥位での評価でハムストリングスが優位に働いていたら、歩行時にもハムストリングスが優位に働いて、大殿筋にうまく収縮が入っていないと思います。

 

そうすると、ハムストリングスの過緊張、短縮が生じてきたり、股関節よりも膝関節周囲を優位に使っていることで、膝関節周囲につく、縫工筋や大腿筋膜張筋なんかにも痛みが出てきたりします。そういったことが起きてこないようにするためにも、股関節周囲筋をまず使えるようにしていくことが大事になります。

 

まとめ

 

筋力だけでなく、どの筋が先に働いているか?運動をし始めるときに関節の動きと一緒に筋が収縮できているか?に目を向けて評価してみてください。

 

その方は体幹、股関節、膝関節、足関節、どこを優位使っている人なのか?

 

この辺りを一つのポイントにしてチェックして見てください^^

 

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三好 裕也

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