こんにちは、理学療法士の三好です。今回は体幹と四肢の繋がりを作ることについてです。体幹と四肢を繋がりを意識して作って行く事によって身体を楽に動かす事ができるようになるのを実感できます。四肢が過剰に働いてしまっていて楽に体を使えていない人は多いです。その理由と臨床での使い方を紹介しますので、ぜひ臨床で活かしてみてください。
四肢・抹消と体幹のつながりを作ると楽になる理由
[aside type="boader"]
- 骨配列が整うと過剰な筋緊張が必要なくなる。
- 体幹という大きな土台を使うことで四肢に過剰な筋緊張が必要なくなる。
- コア、インナーマッスルがうまく働きやすくなることでアウターマッスルの筋緊張が落ちる。
[/aside]
体幹と四肢を繋げる
骨配列を整えて楽にする
骨配列を整えてあげるとかなり楽に動作をすることができるようになります。
例えば、一本のえんぴつがあったとして、それを立ててバランスをとらせるとします。その時、周りから均等な力が加わればうまく立ってることができますが、加わる力が不均等だと倒れてしまいますね。
また、だるま落としで想像してみると、真ん中あたりが横にずれていたら、その上はバランスをとるように反対側にずれていかないとうまくバランスが取れません。人間の場合、一部の骨の配列がずれていると、筋緊張を変えたり、他の部位の骨配列を変えてバランスをとります。
力がうまく伝わるように、楽にバランスが取れるようにするために、骨配列を整えることが必要になります。
体幹をうまく使って、四肢を楽にする
身体の使い方のバランスとしては、大きな筋肉から優先して使えた方が良いです。
筋力は筋肉の大きさが大きければ大きいほど強くなりますから、大きい筋肉を使った方が楽に動作が行えます。大きい筋肉は中枢側にあります。そのため、体幹についている筋を優先して使うことができれば四肢の負担を減らすことができます。
体幹のスタビリティがしっかりしていなければ四肢のモビリティが低下してしまうのは言うまでもありません。
内側の筋肉を優先して使って外側の筋肉の負担を減らす
筋肉は体幹や四肢、抹消といった部位によっても分けられますが、各部位の内側、外側にある筋肉としても分けることができます。
内側にある筋肉は外側にある筋肉と違い、意識して使うことは難しいです。その代わり、呼吸や姿勢によって働きやすくすることができます。
深くゆっくりとした呼吸で、良い姿勢を意識することで内側の筋肉が働き出し、外側の筋肉の緊張がほぐれます。
まとめ
- その方の骨配列が綺麗に整っているかどうかをみる。
- 動作をするときに体幹から抹消まで一つに繋がって動かせているかをみる。
- 抹消に過剰な筋緊張が生じていないかみる。
- 呼吸は速くなっていないかみる。