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フリーランス理学療法士の次のステップ:「仕組みをつくる人」になるということ

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フリーランス理学療法士の次のステップ:「仕組みをつくる人」になるということ

🌿 🥾 🏔️

2026.03.30

休日の朝、鎌倉の山へウォーキングに出かけた。森の中を歩くと、杉の香りが鼻をくすぐり、川には魚が泳ぎ、カモの姿も見える。こういう時間が、自分にとっては何よりのリフレッシュになる。自然の中に身を置くと、不思議と頭がクリアになって、普段ぼんやり感じていることが言葉になっていく。

今日もそんな感じで、歩きながらいろいろなことを考えていた。

AIが「つくる側」になりつつある現実

最近、一番大きな変化として感じているのは、やはりAIの進化だ。

AIエージェントと呼ばれるものが、一般の人にも使いやすい形で登場し始めている。AIが自律的に動いて、何かを作ってくれる。そんな時代が、もう目の前に来ている。

SNSを見ていても、AIで作られた動画がかなり増えてきた。正直、今のクオリティはまだそこまで高くないものもある。でも、実際にAIが作ったコンテンツを人が見ているという状況は、すでに日常になりつつある。この流れが加速していけば、質も量もどんどん上がっていく。あらゆるコンテンツをAIが作るという世界は、もうそう遠くないのだろう。

そうなると、人間がやるべきことは何か。やっぱり、AIにはまだできないことをやることだと思う。

人間にしかできないこととは何か。それはたとえば、身体で感じること、手で触れて判断すること、目の前の人の微妙な変化を察知すること。データやアルゴリズムでは再現できない「感覚」の領域だ。そしてもうひとつ、自分自身の人生を通じて何を大切にしたいかを考え、選び取っていくこと。これもまた、AIには代わりができない。

フィジカルな仕事の「あと何年か」を考える

自分の場合、整体やピラティスといったフィジカルな仕事をしている。触診で身体の状態を評価し、手技で施術し、動きを通じてクライアントの身体を変えていく。この領域は、AIやロボットが完全に代替するにはまだ時間がかかる。

機械が人間と同等のクオリティで触診をし、施術を行い、リアルタイムで評価するようになるには、おそらく10年くらいはかかるのではないかと思っている。自分が45歳くらいまでは、こうしたフィジカルな仕事に需要はあるだろう。

ただ、ここで立ち止まって考えるべきことがある。

独立してフリーランスとしてやってきて、もう4〜5年が経つ。収入はだいぶ上がった。休みの取り方も自分次第で自由になった。肉体労働としてやれる範囲のことは、ある程度できあがっている状態だ。

じゃあ、ここからさらに上を目指すとしたら、何をするのか。

理学療法士として病院で6年間勤め、その後カイロプラクティック整体院で2年半修行し、独立開業した。ブログやYouTubeで生計を立てようと試みた時期もあった。でも、自分の商品がない状態での情報発信だけでは、どうしても限界がある。孤独も感じた。そこから学んだのは、結局「自分の手で提供できる価値」がなければ、何も始まらないということだった。

だからこそ今、整体ピラティスサロンを運営し、グループレッスンは毎回満席にできるようになった。ここまでは来れた。でも、ここから先は同じやり方の延長線上にはない。

次のステップは「仕組みをつくる」こと

答えはシンプルだった。仕組みをつくることだ。

自分が動いていない時間にも価値を生み出すものをつくる。動画でもいいし、商品でもいい。自分が本当に価値があると思えるものを形にして、それが自動的に届いていく状態をつくる。肉体労働には物理的な限界がある。1日に施術できる人数には上限がある。だからこそ、自分の時間と体を使わなくても価値を届けられる仕組みが必要になる。

この考えに至ったとき、改めて世の中を見渡してみた。大きな価値を生み出している人たちは、例外なく「仕組み」をつくっている人だ。世界にとって価値ある仕組みを設計し、それを世の中に提供している。自分もそういう人物になりたい。

自分が「価値がある」と感じる仕組みたち

山道を歩きながら、自分が日常的に「これはすごいな」と感じている仕組みを思い浮かべてみた。

まず、ユニクロ。機能的でシンプルで、毎日着ている。飾り立てるわけでもなく、ただ着心地がよくて合わせやすい。その「当たり前の快適さ」を世界規模で提供している仕組みには、純粋にすごいと思う。

次に、Apple。iPhone、Apple Watch、AirPods。どれもシンプルで、買いやすくて、とにかく使いやすい。複雑な説明書を読まなくても、手に取ればなんとなく使える。その「シンプルさの中にある洗練」が、自分にとっての価値の基準になっている。

モンベルもそうだ。アウトドアの道具として、シンプルなのに機能的で、手の届きやすい価格帯。自然の中で過ごす時間を支えてくれる道具として、信頼を置いている。

それから、オンラインサロンにも価値を感じている。自分は専門家向けのオンラインサロンに入っているけれど、日常の仕事をアップデートしてくれるような知見が得られる場には、お金を払う価値がある。自分自身もYouTubeやブログを通じて、同じような価値を届けられたらと思っている。

共通するのは、「シンプルで使いやすい」ということ。派手さや奇抜さではなく、日常に溶け込みながらも確かな価値を提供しているもの。そして、もうひとつの共通点がある。どれも「既存のものを改良して、より良い形で世に出している」ということだ。ゼロから何かを発明する必要はない。すでにある仕組みの中から「これは価値がある」と思えるものを見つけ、自分なりに改良して、自分のフィールドで提供していく。それが、自分に合った仕組みづくりのアプローチなのだと思う。

AIを「自己理解」のツールとして使う

もうひとつ、最近考えていることがある。AIを使って自己理解を深めるということだ。

今やっているのは、NotebookLMに自分の性格診断の結果やプロフィールを入れて分析させるといったこと。自分という人間をデータとしてAIに読み込ませ、客観的な視点を得る試みだ。

でも、もっと深い使い方ができるはずだと感じている。たとえばボイスメモで日常的に自分の考えを吐き出し、それをAIに読み込ませる。すると、AIは単なる文字起こし以上のことをしてくれる。自分では気づかなかったパターンや傾向を指摘してくれたり、新しい視点を提示してくれたりする。

自分が本当に求めているのは、ただ情報を整理してくれるツールではない。自分が普段考えている領域を超えて、気づきを与えてくれるような存在だ。喋った内容に対して、日々過ごした時間に対して、ポジティブな気づきを返してくれる。そしてその気づきを通じて、自分自身が変化し、成長していく。そういうプロセスに価値を感じている。

実際、今この記事のもとになっているのも、鎌倉を歩きながらボイスメモに吹き込んだ音声だ。歩きながら話し、考えを言葉にし、それをAIが構成する。このプロセス自体が、思考の整理と自己理解を同時に進めてくれる。散歩とAIの組み合わせは、自分にとって最高の内省ツールになっている。

健康的に生きられることが、いちばんの価値

山道をひとしきり歩いて、ふと「人生でいちばん価値を感じていることは何だろう」と考えた。

答えは意外とシンプルだった。健康的に生きられているということ。

鎌倉の山を歩ける体があること。きれいな自然の中で深呼吸できること。森の香りを感じながら、自分の考えを巡らせる時間があること。こういう時間こそが、自分にとっての最大の価値だと思う。

整体師・ピラティスインストラクターとして、人の健康をサポートする仕事をしている。その原点は、自分自身がこうやって健康的に生きる時間の豊かさを知っているからだ。だからこそ、世界の健康人口を増やすという自分のビジョンにも、嘘がない。

子供の頃から自然の中で遊ぶのが好きだった。友達と海に行って貝をとったり、魚釣りをしたり。高校では野球に打ち込み、身体を動かすことの喜びを知った。そうした原体験が、今の自分の仕事にも、休日の過ごし方にも、ビジョンにも、全部つながっている。上高地のような大自然にも、そろそろまた行きたくなってきた。

「仕組みをつくる人」への道

歩き終えて、自転車に乗り換えながら考えを整理した。

これからやるべきことは明確だ。まず、世の中にある「いい仕組み」をリサーチし、学ぶ。仕組みのつくり方、届け方、改良の仕方。そして、自分の強みである健康領域で、シンプルで使いやすく、人の生活に自然に溶け込むような仕組みをつくっていく。

整体ピラティスのサービスを仕組み化する。朝活や運動習慣を広げるシステムをつくる。健康的な食事を届ける仕組みを設計する。どれも、自分が本当に価値があると信じられるものだ。

AI時代に、フィジカルな仕事を続けながら、同時に「仕組みをつくる人」へとシフトしていく。その両輪が、これからの自分の生き方になるのだろう。

40歳の自分を想像してみる。整体ピラティスのスタジオを拡大し、朝活する人を増やすシステムを運営し、健康的な食を届ける仕組みを動かしている。フィジカルな現場にも立ちつつ、仕組みが自分の代わりに価値を届けてくれている。そんな未来は、今日の一歩の延長線上にある。

鎌倉の山を下りながら、そんなことを考えた春の休日だった。

この記事は、鎌倉ハイキング中のボイスメモをもとに構成しています。歩きながら考え、話し、それを形にする。このプロセス自体が、自分にとっての「仕組みづくり」の第一歩なのかもしれません。

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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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